五代目日記

となみ織物の五代目のブログです。 帯を作るメーカーですので、内容は『モノづくり』が中心です。

2009年11月27日

『木田安彦の世界』

無数にある、となみ帯の中には、古典柄からシンプルな幾何学柄、かなり個性的な柄等々、様々あります。その中で、人間国宝の作品を意匠としたものなど、帯を目的に作られていないモノ、(図案として描かれたものでないもの)をモチーフに製作した帯は、他とは違った存在感を持っています。ただ、帯にするまでの段階で、相当考えます。『そのまま使えるし、楽そう。』と言われることもありますが・・・、全然そんなことはないです。。。まず構図がそのままで使えたとしても、ピタッとくる大きさを決めるだけでも、微調整に相当の時間がかかります。上手くクリアしても、必ず問題になるのが、表現の部分です。織物ですので、普通に考えても、色数は大きな問題です。また、その絵の味を表現する際にも、作者の意図・表現自体も考えて、進めないと織物として『何となく気が抜けた』ような帯になります。これは、完成しないと分からないこともありますし、すぐに気が付くこともありますし、とにかく気が抜けません。そんなこんなしながら、すべてクリアして完成した帯は、やはり愛着がありますし、並べても個性が際立ちます。例えば、『若冲』の亀図、蟹図、涅槃図、鸚鵡図等々662282943943577566699541397412730d1.jpg ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/105057657.html雪佳』の金魚玉080520_1523~0001.jpg ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/97441850.html詩情夢二』より、カマキリ080617_1211~0001.jpghttp://senpukuya5.seesaa.net/article/100822713.htmlとなみ織物の中には、そんな柄達が相当数あります。それらは、全部大好きな柄です。もう一つ、今回京都文化博物館で行われているのが、『木田安彦の世界』20091126_170856.jpg帯も、一度紹介しましたが、とにかく圧倒的な存在感です。kida120080821174726349.jpgkida220080821174730831.jpg ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/105158564.html博物館では、木田先生の作品を見てもらいつつ、帯も見て頂けるので、ちょっと普段できな体験ができます。もし、京都来られることがあれば、是非足を運んでもらえれば・・・と思います。(帯の陳列は期間限定です。)明日この帯を製作した時の紋屋さんと一緒に行く予定なので、詳しくは報告をします〜。61Q4mInxEQL._SL500_AA240_.jpg木田安彦 木版画集 西国三十三所
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2009年10月21日

コーディネートを

昨日の打ち合わせで、HPをもう少し活かしていこう〜。という話でまとまりました。その中で『やろう』、と決まったことは、追々HPが変わっていくと思います。その中で一つ個人的に、やりたいことがあります。それはコーディネートをもっと集めてみたい!ということです。帯、着物、帯締め、帯上げ、草履、着方、等々、すべてが全く同じことはまず無い思います。そう考えると『今日のコーディネート』は一瞬で、着られる方のお『顔』も考えると、毎回異なるコーディネートと言ってもよいかもしれません。そんなコーディネートを残していきたいし、素直に自分が見たい、と思っています。実際に着物を着た着姿が一番良いのかもしれませんが、他にも置き撮りで、例えば新作の帯に、着物を合わせたもの、など、他にもなにかできそうです。まず最初は、皆さんに、『着物って素敵だなぁ』、や『次の休みきたくなった!』と言ってもらえるくらいの着姿を集めるところから・・・、始めたいと思います。と言っていたら、目の前にこういうコーディネートが・・・IMGP2521.JPG紗紬帯(『伊藤若冲の世界』)+御召です(基本織の御召で、さらに後から染めをしたもの)。帯留は、ト音記号(銀素材)それに、シンプルな縞の三部紐。お太鼓は・・・IMGP2523.JPG実際の感じは、帯の色はもう少しグレーがかった色目ですが、それでもとてもまとまりの感じるコーディネートです。と、素敵な着姿の人を見つけて、紹介したいなぁと、思っています。なかなか、顔を出すのはOKをもらえないので、その辺りは着姿の雰囲気を見て、想像してくださいね〜。このコーディネートコーナーは、どんな形になるか、わかりませんが、今からスタッフ試行錯誤していきたい、と思っています。※昨日の麹塵の着物(男物)は、とても好評です。まだ手は通していませんよ・・・。楽しみにしています。
posted by ごだいめ at 16:00

2009年10月09日

若冲展(2009年度版)。

伊藤若冲展を行うにあたって、本社の3階展示場を大幅に陳列直ししています。(というよりも、総入れ替え)スタッフ4〜5人で丸一日かかった準備ですが、いつも帯がずらっと並んだ景色が、スッキリとして、帯・着物が一柄ずつはっきりと見えます。業者向けの場合、色々なテーマがあって、それごとにブースで区切って、並べています。今回とは目的が違いますが、たまにスッキリも、『変わった感』がして、気持ちイイもんです。普段を見慣れていて、今の状態が初の人には『商品ないなぁ』とボソッと言われそうですが・・・。商品というより、作品を見せる美術館のような雰囲気に近いですよ。自分が使ったのも数多く並んでいます。例えば、の尻尾、とか・・・改めて並べてみると、共通して、とにかく全部シンプル。自分の傾向が分かり易すぎて、恥ずかしい気もしますが、そんなのも含めて、楽しいですね。今のところ、全部は写真でお見せできませんので、入り口付近の写真を載せておきますね。IMGP2082.JPGちなみに、準備中はこんな感じで、こちらが話しかけても、かなり迷惑そうな雰囲気が漂っています・・・IMGP2067.JPGこれだけ揃うことは一年に一回あるかないか、なので、皆さんに喜んでいただけそうです。とても楽しみですね〜。2008年度版に続き、今回は2009年度版です。
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2009年09月28日

若冲見に行く信楽

ご無沙汰の日記更新です。なにをしていたのかというと・・・しばらく、京都から行ったり来たりとしていました。昨日は、呟いていた通り、信楽の『若冲ワンダーランドへ』。京都から、車で1時間ちょっとくらいの山の中にある『MIHO MUSEUM』です。山の中の写真はちょっと紅葉している位で、割愛して、まず駐車場に車を止めると見えてくる、『白象』。IMG_5094.JPGこれだけで、わくわくしてきます。かなりの山奥なので、基本的にワザワザここにいる人は、『それだけ若冲が好きなんだ〜』と思うと、妙な親近感が湧きます。とても気になっていて、しかも一度も来たことがない美術館なので、ちょっとソワソワしながら、中へ。IMG_5096.JPGまずチケットを買って(1000円)、本館?までは、歩くか電気自動車か。。新しいモノ好きとしては、当然電気自動車にのります。。坂を上って、ちょっと進むと普通とは違う、イイ感じのトンネルに入っていきます。IMG_5122.JPG快晴なので、とても気持ちのいい風を受けながら、橋を通り過ぎていきます。IMG_5102.JPGこの辺りまで来て、風を受けて、車に揺られていると、これだけでリラックスです。若冲が見れる!という最初のテンションの高さを抑えることができて、良いのかもしれませんね。IMG_5104.JPGIMG_5113.JPG(入った所)メインの『象と鯨図』ももちろん良かったのですが、個人的には、662282943943577566699541397412730d1.jpg ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/105057657.html『橡に鸚哥図』(赤い鳥の帯)の実物を目のすぐ前で見れたのが、良かったと思います。2周回って見ても、鳥肌が立つぐらい感動で楽しめました。若冲好きの方は、是非見てください。もう一つ、若冲展と併設で行われていた、ソグド人について、学芸員の方に話を聞いたのも、興味深かったです。今日も若冲を思い出しながら、買ってきた画集51E3W7XCJSL._SL500_AA240_.jpg以前からものとを見比べる日になっています。(写真のモノはプレミアが付いて、定価の10倍近くなっています。。。)以前、上野で見たのは、三年も前です・・・(早いなぁ) ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/22549014.html
posted by ごだいめ at 16:33

2009年08月01日

半期もおわり・・・

となみ織物の半期が終わりました。今日は棚卸です。『五代目日記』を検索すると計五回も取り上げています。 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/pages/user/社内は、大変バタバタとしています。毎年、大掛かりにしているので、大変なのですが、普段目にしない埋もれた柄を探せることは、とても良いことです。見慣れていたはずの柄でも、久しぶりにみると、新しい発見があるのは、毎度のことですよ。他にもちょっと可哀想ですが、完全に忘れていたりする柄もあり、『オッ〜』と反応できることが、毎回あります。昔の帯や図案、紋図、糸など歴史が積み重なっているので、それを浴びるように見れるので、とてもいい時間です。まだ今のところ『これは!』というのは、ありませんが、楽しみです。話は変わりますが、昨日『仙福屋』のアップされる新作商品をじっと見ていました。(多分、スタッフはやりずらかったと思いますが・・・)その中の『若冲モチーフの帯留を見ていました。0907_01.jpg 0909_01.jpg0910_01.jpg 0908_01.jpg硝子を使って、高熱に熱し、一つ一つの細かい作業の積み重ねで製作していきます。この技術自体は昔からあるもので、それを限界まで遣い切り作ったというのが、帯留から伝わってきます(気みたいなもの)。この帯留をされた時に、帯が負けない様に帯からも気が伝わるようなこだわりを込めていきたいと思います。ちょうど、半期で気が緩みがちなので、気を張るイイ機会です。明日から、もう一度再スタートです!
posted by ごだいめ at 15:23

2009年06月01日

二回の図案を使った帯を発表しました。

恒例の美しいキモノは、『伊藤若冲の世界』の新作美しいキモノ09’6_.jpgそして、恒例のきものサロンは『夏号』はお休みですので、今回は61kHkXq758L._SL500_AA240_.jpg(家庭画報 2009年 07月号)(6月1日発売)へ掲載しました。記事自体は見ていましたが、本の中に掲載されているのを見ると、いつもと違う中ほどの場所に載っていますので突然現れるように思います。(探していたら、ビックリしました・・・)premium.jpgこういう感じです。実際記事の色目は、もう少し白が立っていて、バッグと日傘とのコントラストが効いています。『総紗縫premium(プレミアム)』真ん中にある『総紗縫』は、手で少しずつ施した刺繍が入っていて、近づいて見ると、気が遠くなるような細かさです。柄に刺繍してあるのと、柄以外に刺繍してあるのと、2タイプです。帯柄のデザインを見ながら、柄が活きるように、考えています。帯の図案一回でなく、さらにもう一度、合わせて『2回の図案』を使ったような帯です。工程的にも帯で織り上げてから、さらに二か月以上、掛かりますし、なかなか上がってきません。まだ限定数しか製作していませんが、現在数本総紗縫をお持ちの方に人気があります。なかなか希少性の高い帯ですので、見かけたら、手に取って是非見てもらいたい、と思います。今回は、いつもと違う所に載せましたので、記事への反応も変わり成功だと思っています。それと・・・、時期もそうなので、総紗縫を使った日傘利休バッグへの反応も抜群です。もう次の『秋の帯』を決めていますよ・・・物凄く話題作になっていますが、芝生の上で読む本も良いモノです。Image509.jpg本の中に巻きこまれてしまいました。。。今、2の途中でもうすぐ終わってしまうのが、勿体ない気がします。
posted by ごだいめ at 15:17

2009年05月20日

今日の京都は、夏号にふさわしい暑さです。 美しいキモノ掲載。

今日の京都は30度くらいありそうな『夏』と思っていたら、いよいよ、誌面上で新作の発表です。今回は・・・美しいキモノ09’6_.jpg伊藤『若冲』です。何度か取り上げてきましたが、いつもと違い、夏らしくシンプルな配色と柄です。経糸も横糸も出来る限り軽く、生地は薄く、ハリもある、という所に最大限に気を使い織り上げました。jyakuchu4.jpgこの日記内でも様々、取り上げてきましたね。。。 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/pages/user/search/   冲の・・・『鯉図』http://senpukuya5.seesaa.net/article/109369286.html『鶏図』http://senpukuya5.seesaa.net/article/111307517.html『鮎図』⇒まだ、取り上げていませんでしたか・・・? (そろそろ、時期なのでまたupします。。)とすべて、自分で関わった帯ですが、今回の雑誌デザインは商品部の部長です。雑誌の中で見ると、白が目立ち、シンプルでとってもいい感じのデザインだと思いますが、皆さんはどうでしょうね?これからの評判がとても楽しみです。ちなみに、以前両方で比較した記事です↓ ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/68170520.html  (結構珍しいことだと思います。)恒例のきものサロンは『夏』はお休みですので、この夏は家庭画報に掲載予定です。(6月1日発売予定。)いつもと異なる所なので、これはこれで、今からのお楽しみです。
posted by ごだいめ at 18:00

2009年04月28日

仕事も食も、めーいっぱいな日。

昨日一日は、京都→東京→後楽園→板橋⇒横浜と移動していました。明日まで横浜です。GW中ですが、もちろん仕事です。その内容は、まだ公表できないのですが、近々また発表できると思います。ここから下は、あまり仕事ではない、昨日の横浜話です(3人で動いていました)。朝京都を出て、移動移動だったので、お腹が減って、ビールも美味しく090427_2131~0002.jpg ↑2件目の焼き鳥090427_2158~0002.jpg ↑3軒目のラーメンその勢いで横浜のお店四軒ハシゴしました。。。(食べだけで、10時には帰りました。)完全にカロリーオーバーです。。。。(大反省中です。)朝になっても、当然胃がめーいっぱいです。そんな中、うちの帯をじーっと見ていると、この帯に親近感が湧きましたので、載せておきます。 ↓ 『伊藤若冲の世界』 蛙Image3351.jpgもちろん、満腹の蛙ではないのですが、何となしに、気持ちが分かりそうな。。。Image3361.jpg水辺で、虚空見て佇む蛙。。。今日の自分の気分に重なりそうです。もう一つ、今日は・・・新しい羽織がデビューです。、のちほど、それもお披露目します。まずは、消化です。
posted by ごだいめ at 10:55

2009年04月23日

撮影してはる横で・・・

会社の前の寺ノ内通りで、昼休みの間、新作のショールの撮影を行っていました。人通りは少なく、静かで天気も撮影日和↓IMGP1755.JPGまずは、着姿を載せておきます(before)。↓藍染の無地大島+『伊藤若冲の世界』袋帯(紬)IMGP1718.JPG帯留は、石のようなモレッティガラスの帯留。IMGP1719.JPG三分紐はオフホワイトに、グレーのライン。1、さて、一つ目のショールは青を基調にした暈し。   刷毛で、すべて人の手で染め上げたものです。IMGP1729.JPG透け感のある生地に透け感のある色目。好きな色目です。2、二つ目は、薄いグレーと淡いピンクを ステンドガラス風にしたものです。IMGP1733.JPG3、薄いグレーベースの暈しです。IMGP1737.JPG透け感はあるのですが、防水加工もしてあります。塵よけ、ちょっとした雨除けにも、いいかもしれませんね。4、クリームを基調にしたもの。IMGP1740.JPG濃い地とは、合わないかな?と思っていたのですが、ハマってます。白部分がポイントに・・・優しい上品な感じがしますね〜。5、そして、最後はモノトーンで絞めです。IMGP1747.JPGぼかしとぼかしの間に、境界がないので、全体がゆったりと流れるような感じを受けます。濃い地の着物とは、まるでセットのようなハマり方です。と、撮影組の横で呟きながら見ていました。『生地の薄い塵よけやショール』は、帯がチラチラと透けてみえます。帯作りしている側からすると、帯が見える方が、やっぱり嬉しいですね。手で一つずつ、それも生地を濡らしながら、刷毛で染めていきますので、全く同じものはできません。ある程度は作り手が決まった柄を頭の中に描いていても、手の動き等の偶然が出来上がりに影響を与えるのも面白い所です。皆さんの好みの色や刷毛の目があれば、嬉しいです。それでは午後からは、進みかけのモノづくりをしていきます。。
posted by ごだいめ at 13:24

2009年04月20日

最後の組織変更。

『雪輪と梅』をモチーフにした帯というのは、世間に沢山あると思います。『雪輪』の柄。と言えば、夏の柄。それに、『梅』を加え、季節的に幅広く使える実用的な柄です。自分が製作した中にも、同じモチーフのお気に入りがあります。とても好きで、織り方を変えつつ、何度も帯にした柄です。Image293.jpg『組織』を変えては、新しい空気を入れて少しずつ変化している帯です。この柄は、これが最後の組織変更になると思います。変えるたびに良くなるというよりは、大きく趣きが変わっていってます。変遷をずらっ〜と並べようと思っていましたが、人気のある柄で、今現在手元にないので、 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/67130153.html  (一本上げておきますね。)  また、織り上げた時に紹介しますね。織り上げた帯を、職人が経糸を櫛で、一つずつ揺らしてくので、地に味があります。Image294.jpg ↑微妙な揺れが分かりますか?シリーズ名は『白黒紬』。コツコツと製作しているシリーズです。特徴は、あまり色目を使わず、重量的に軽くシンプルな仕上げました。普段着に気軽に結んでもらえるのと、小物を活かしやすい帯です。 ちなみに、一番手前の『雪輪』が一番人気です。   (雪輪一つ一つが異なってみえるので・・・)小さい雪輪を囲むように、大きな雪輪(グレー部分)が入っていますが、これは右付き、左付きと交互に。若冲『鯉』と同じような柄付けにしています。結構のこの柄付け、自分的には、好きですね。。結ぶ時はほとんど関係ないのですが、そこもまた好きな感じです。
posted by ごだいめ at 16:40

2008年12月26日

クラッチバッグの続き

以前、若冲のクラッチバッグを紹介しました。
とても評判が良く、持った感じ  +見た感じ  +アクセサリーの一つとしても、満足ができるモノでした。これに続くものとして、帯地を選び製作してみました。
その中から、一つ紹介します。(あれから少しクラッチに対して、知識も付きましたよ。)
IMGP1533-1.JPG
アジアとヨーロッパの中間のような柄です。(図案のモチーフもそこから来ています。)
IMGP1536-1.JPG経糸の素材を変えて入れていますので、
地の部分に動きができました。
出来上がりを見て触ったところ、
本当に『手に持つアクセサリー』になりました。
来年の小物作りもこのクラッチバッグのように、もう少し用途を絞ったモノも製作したいと思います。
posted by ごだいめ at 17:00

2008年12月16日

答えは、『SIPPO!』

昨日の帯意匠の答えは・・・ ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/111259722.html正解は、ニワトリです!081216_0956~0001.jpgと言っても、『???』となるかもしれません。正確な答えは、ニワトリの『尻尾』です。若冲が生涯書き続けた作品の中でも、モチーフとして代表的な『ニワトリ』の尻尾です。こんな尻尾とか081216_0957~0002.jpgこんな尻尾とか081216_0957~0003.jpgこんな尻尾です。081216_0957~0001.jpg小物にも、いいかなぁ〜。と一人、尻尾を見ながら考えています。。
posted by ごだいめ at 11:23

2008年12月15日

待望の柄。

にらめっこしていた糸を使い織り上げた組織織↑こんな織です。それを使って、織り上げた柄。画像-0068.jpgが上がってきました。ある意味、待望していたものです。さて、何の柄に、見えますか?
posted by ごだいめ at 11:45

2008年12月09日

若冲イメージ。

2か月ほど前に、イメージだけを伝えた帯締めがようやく上がってきました。『伊藤若冲の世界』をイメージしたものです。081206_1403~0003.jpg墨色の帯締めに、細くなった所へ、撚り房が三又に分かれています。思っていた通りの上がり方でしたので、ちょっとビックリしたのですが、とてもしっくりきます。(あくまで写真上ですが)通常は、色目であったり、組であったりが少しずれて、そこから修正するのですが・・・今回は、完璧です。(繰り返し、写真上で)遊び心があり、しかも着姿の大きなポイントになるというかわった帯締めです(赤い筋が意外にイイですよ)。若冲基準の草履、襦袢、この帯締めと、ちょっと面白・変わったものが集まってきました。。京都より暖かい函館からでした。。
posted by ごだいめ at 16:44

2008年12月03日

本社に若冲の間、出現! (2008年度版)

本社の展示場3分の2使って、『若冲の間』を作りました。となみ織物本社は、普段、入ってもらえない所ですが、3日間だけの限定の陳列です。若冲の間1 ⇒クリックすると写真が大きくなります。若冲の間2 ⇒クリックすると写真が大きくなります。IMGP1485.JPG ⇒クリックすると写真が大きくなります。社内はちょっとしたお祭り騒ぎで、昨日一日は、バタバタとしていました。来られた方が喜んで頂けると、期待しています!ちなみに、うちのスタッフは全員見に行って、写メを撮って、楽しんでいましたよ。。上の写真はホンの僅かですが、それでも、少しワクワクして頂けると嬉しいのですが・・・本当に素晴らしい柄ばかりですので、柄・アイテムの増減はしながらも、続けていきたいシリーズですね。
posted by ごだいめ at 08:00

2008年11月21日

首を引っ込めて

外は寒いので、首を引っ込めて・・・081121_1451~0001.jpgと共通点があったのか『亀図』と目が合いました。特に、この一匹の亀と・・・若沖亀1.jpg伊藤若冲は、自身の作品の中に自画像を入れていることがあると、何かの本で読んだとことがありますので、もしかして、この亀なのかな?と思っていたりしていました。今は、帯を並び替えながら、ゆっくりと帯を見ていてこんな時間があったのが、久しぶりの感じがします。外は、雪がチラついて、窓は開けていませんが、風情があります。。
posted by ごだいめ at 15:03

2008年11月14日

クラッチバッグ

クラッチバッグというと、抱えて持つバッグの総称を言うらしいのですが、
(これに関しては、勉強不足です。。)
『伊藤若冲の世界』の帯地を使い製作しました。
IMGP1473.JPG
作られた職人さんは、
『これこそやな〜。』
と呟いておられ、
『?』と思いました。
職人さんに聞いてみると・・・
クラッチバッグというのは、
大きさ的にあまりモノが入らないので、本当に必要最小限のものを入れて、
後は、アクセサリーの一つとして、持つのが良い。(もちろん、それに耐えられデザインのモノに限る)
ということです。
確かに、数千本の経糸を使った織物を使い、さらに職人さんが一つ一つ手作りで作るというと、
宝石にも負けない、力を持っています。
そう考えてから、再度見てみると、
この『若冲のクラッチバッグ』が
宝石のように輝いて見えました。。
中の生地にも拘りがあるので、
もし、見かけられたら是非、
手に取り、鏡の前に立った後、中から何かを取り出す風にして、
見てくださいね。。。
クラッチバックかぁ〜。良いもんですね。。
posted by ごだいめ at 19:17

2008年11月10日

うおっ、というような鯉図

以前、革の風呂敷に包まれていた紋図、 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/108403190.htmlその柄が一本織り上がってきました。若冲『伊藤若冲の世界 鯉図』遊びが必要と思いましたので、逆さに、柄付けしてみました。(お太鼓はもちろん、反対ではないのですよ〜。)この帯を知らないうちのスタッフが見た時は、『えっ』ビックリしたようです。柄的に、帯を並べた時、ただ、単に反対向けに柄が付いている、と言ってしまえばそれだけですが、何か不思議な感覚が味わえます。浮遊感みたいなユラユラとした感じです。織は、総紗縫に続く軽さのもので、少し透け感もあり、地はザックリとしたものに仕上げていますので、お洒落な着物全般に結んで頂けます。グレー、黒、白、ベージュ+それらの中間色で織りあげていますので、奥行きもあります。個性的な柄ではありますが、愛嬌のある鯉は、意外に多くの方に結んでもらえそうです!この帯は、細かい所に注目してもらいたい帯です。(鯉が、ドンと飛び出てくるようなイメージで織を工夫しました。。)
posted by ごだいめ at 12:10

2008年11月08日

えびのきもの

上がりたての着物です。若冲『伊藤若冲の世界より』少し珍しい紫地の色に、手書きで描かれた海老が・・・
posted by ごだいめ at 18:15

2008年11月01日

手にも裏にも、蔓と葉が巻き付いています。

着物を着たときの定番バッグとして、
人気の『利休バッグ』    +『伊藤若冲の世界』の中でも人気の『葡萄唐草図』
を合体しました。
落ち着いたオフホワイトにベージュの経を絡ませた、色目はバッグにしても、
抜群にいい雰囲気が出ます。若冲バッグ1.JPG手にも帯地が入っています。
↓左上の、蔓が若冲らしさが出ています。
ヒュっと伸びて、可愛らしさもありますね。。)若冲バッグ2.JPG↑底の部分にも葉が広がり、全体を包みこむような
デザインです。
若冲バッグ3.JPG
朱の葡萄が、ポイントになり、目が行きますので、全体にバランスのとれた
バッグです。
蔓が外へ飛び出ていきそうなそんな若冲らしさの感じるバッグです。
posted by ごだいめ at 10:33

2008年10月22日

革の風呂敷2 中に入っているものは・・・

以前も紹介しました、革の風呂敷です。革の風呂敷ですので、中に何が入っているのか?というと・・・f1-3.JPG(ちょっとお洒落な感じです。)風呂敷にも見えず、革にも見えない状態です。f1-2.JPG広げる素材感を感じ、『革』というのがわかります。f1-1.JPGクルクル。回していくと。IMGP1368.JPG少し何か見えてきました。広げて見ると・・・中身は、紋図でした。IMGP1368.JPG『鯉図』まだ、マス目の上に乗っているだけですが、十分迫力は伝わってきます。伊藤若冲の墨濃淡だけで描かれた、微妙な表現を織りへ、再現+再構築していく作業が今から始まります。(ここまで来ると、時間的にはそう掛かりませんが、頭をフル回転する作業です。)この柄は、『若冲の間』に加わりますが、何か一つ、遊び(崩し)を作りたいですね。。。
posted by ごだいめ at 10:00

2008年10月21日

若冲の間1。 葡萄唐草を羽織った姿を想像すると・・・

先日、上がってきた若冲をモチーフにした着物です。若冲の図柄の中でも、印象的な葡萄唐草です。直接目では見えない部分ですが、最大の特徴は、すべて手で描かれているところです。(型を使うのでなく)若冲葡萄1視点を引いて全体を見渡すと、一つ一つの葉に生きているような躍動感を感じます。蔓も筆記体で描かれたように、流れのある柔らかな線です。この着物の持つ独特の雰囲気は、若冲の構図力と、唐草の蔓など、先端まで描かれた細部への拘りによるものだと感じていますが、若冲葡萄2手を通されて、この着物を着られた時に、着られる方との相乗効果でどんな雰囲気が生まれるのか・・・それも、とても楽しみなモノの一つです。着物としての図案は当然ありますが、同じ職人による同じ素材でも、全く同じものはできない =一つの『作品』としても、完成度の高い着物です。『間』の一つが少し埋まりました。
posted by ごだいめ at 10:42

2008年10月13日

半日散歩。

半日、静かな場所へ行くために、散歩をしていました。煮詰まると、一番解消できる方法です。散歩京都に住んでいて京都らしいところというと、変ですが・・・少し、山の中です。思ってもみませんでしたが、少し色づいています。紅葉アップにすると、先っぽが真っ赤です。紅葉2毎年、一回は京都で紅葉を見たいと思っていますが、早めに、しかも思わず見れて、とてもリフレッシュになりました。カメ池を見ると、亀が・・・そういえば、若冲の亀柄、いい上がりだったなぁ。。と思いながら・・・
posted by ごだいめ at 19:58

2008年10月09日

続・若冲+・・・

ただ今、配色が終了して、今から試験織りとなります。プラチナの箔を使って織ったモノです。今までのプラチナもそうですが、帯自体は、真白+プラチナ箔です。プラチナそうすると、パッと見た目は、『白』です。(この帯の呼び名も『白々(しろしろ)』)ただ、同じ白を織るにも、杼を変えて、様々な織り方で織っています。ですので、『白一色』に見えても立体感があり、迫力を持っています。今回の若冲バージョンは、そこにもう少し、杼を多く通すようにしています。そうすることによって・・・今までは難しく、行っていなかったことを、していますので、試験織りが待ち遠しいです。本当に、今は若冲にベッタリです。
posted by ごだいめ at 17:00

2008年10月09日

若冲+・・・

若冲 +プラチナ
posted by ごだいめ at 12:38

2008年10月08日

『祈る』だけまでもうちょっと。

今日は、昨日新幹線の中で書き留めていたノートから、今使えそうなモノを、形にする作業をしていました。画像-0205.jpgPCを目の前に、手書きはなんで?とよく言われますが、落書きのようなメモの方が、PCで打つよりも、不思議と中身があるように思います。このブログは・・・?中身があるのか・・・(判断はお任せします<m(__)m>)今・今の話ですが、若冲の着物の下書きが上がってきました。あまりにも綺麗で、後はどういう上りにするか、という所です。(下書きがこれほどだったので、着物になったら楽しみ・・・)となみ織物としてではなく。最近の個人的なモノづくりは、若冲→南蛮七宝→若冲・・・という繰り返しですので、本棚、資料、画像等々の周りのモノがすべて、この2色になっています。頭の中をすべて『モノづくりの対象』にして、可能な限り、製作前の段階(図案・紋図・組織)に力を注いだら、後は、もう祈るだけです。。。現在、製作中の大作(これは若冲)がそんな心境です。いつのまにか、話が大きくなっている『若冲の間』、完成したら、しばらく燃え尽きそうですね。。。
posted by ごだいめ at 13:45

2008年10月04日

今日も若冲と・・・

今日も若冲の紋を紋屋さんと製作しています。写真は紋の製作途中です。若冲まだ、マス目に入れる前の段階です。(パズルの半分だけ完成のようなモノ)こんな段階でも本当は業秘密ですので、本来は見せれないので、少しカメラを引いて、撮っています。『絵』から『織になる前』の、『気』を入れる瞬間です。(『魂かも?』)この作業段階で、糸の通り方や地の組織が決まります。上の柄が帯になった時は、パッと見た目に色が少ないので、使う色糸は少ない。。とはならず、近い色目を複数使い、奥ゆきを感じるように、してみました。完成するまではもう少し掛かりますが、自分の頭の中と、どれだけ誤差がないか、とても楽しみです。これもまた、若冲の間に入りますので・・・・
posted by ごだいめ at 13:44

2008年10月02日

自分の好み。。

今日は、京都文化博物館へ。 ⇒http://www.bunpaku.or.jp/index.html尾形光琳を始めとする、琳派をモチーフにした着物と帯の展覧会です。京都文化博物館 琳派『どれが良かったか?』と言われると、難しいのですが、全般的に興味を持って見ていました。(とは、いっても閉館の15分前の駆け込みなのですが・・・)昨日も書いていたのですが、今製作している若冲のシリーズをますます並べてみたくなりました。一番印象に残っているのは、草花柄の正統派と言えそうな訪問着です。数多く、様々な人の作品を見ていると、自分の好みが強く分かって、いい機会でした。。
posted by ごだいめ at 18:02

2008年10月01日

若冲に囲まれる想像をする。。

若冲柄を製作していて、袋帯になったものを見ていました若冲↑例えば・・・少しずつ揃い、今では60柄前後だと思います。『伊藤若冲の世界』というタイトルで、一本一本の製作していることを考えると、この柄数はとても嬉しいです。まだまだ、製作したいモノは数多くありますので、これからもコツコツ製作していきたいと思います。『伊藤若冲の世界』の帯に関しては、大きく分けて、2つのアプローチに分けられるか、と思います。一つ目は、若冲の原画を忠実に、織へ。と言っても、全くコピーではなく、絵として描かれたものを、織らしさを出しながら、製作していきます。これは、パッと見た目は、図柄が同じに見えても、実は、帯としての要素を様々加えています。二つ目は、若冲をモチーフに図柄を製作する。これは上と反対で、若冲の図柄をとなみ織物として、『くずす』過程が特徴です。それでも、若冲だとわかる。そこが一番の腕の見せ所です。合わせて60柄〜(正確には調べていませんので・・・)です。さらに、着物も製作しているものがあります。第一期としては、若冲3.jpg若冲2.jpg ↑ この雄鶏図・柄等があります。今は、二期目の着物製作です。手間と時間を掛けている訪問着が一枚。(とにかく大作です。)シックな訪問着一枚。お洒落物が4枚と。。。さらに、まだ下書きの所で止まっている物が数枚。と、一同に揃えれば、それだけで、『若冲の間』ができそうな・・・揃った時に、一度会社でしてみたいと思います。あたり一面若冲。そうすると、また何かアイディアが浮かぶかもしれませんね。
posted by ごだいめ at 14:06

2008年09月25日

たまにはこんなのも。

昨日は、小物屋さんと一緒に御飯を食べてきました。久しぶりだったので、話も溜まりに溜まってます。行ったのは京都の西の方にある、焼き肉屋さんです。(今日、健康診断なのですが、食べすぎました・・・)人が溢れて、活気いっぱいのお店です。とにかく賑やかなので、話をするだけでも、いつもの『倍』声を出さないと、届きません。そんな時でも話題は、帯を〜紗を〜若冲が〜というものです。ただし、声を張り上げています。多分、こんな大声を出して、紗について語った人は、いないでしょう。と言いきれるぐらいのものです。それと店の活気と比例して、出て来るのが一人前の多さです。↓こんな感じです。080924_2003~0003.jpg一品目が来た段階で、たのみ過ぎた・・・と、言いながら、とにかく食べてました。もちろん話は・・・若冲が〜雪佳の〜麹塵で〜です。環境と、声の大きさと、テンションが変わると、出てくるアイディアも全く違うものになりました。メモか何かで、控えておけば良かったのですが、もちろん、そんなもの無いので記憶に強く残ったものを、形にしていきたいと思います。(今日の仕事のメインです。)今はノドが痛いですが、良く分からない満足感がありますので、良いモノができそうです。さらに、余談です。その帰り、歩きながら、バナナを買いに行くのに付き合いましたが、(バナナダイエットのため?)京都のスーパー、コンビニ等々、全くバナナがなのには、驚きました・・・余談でした。無事、健康診断もおわり、去年より4kg減っていました。徐々に理想体重に近づいています。今後は健康管理も気をつけないとダメですね〜。話は、全く変わりますが、恒例のLeafは、今回はカフスボタンです。IMG_0003.jpg
posted by ごだいめ at 09:21

2008年09月24日

東京タワーが光っていたわけでは、ないのですが・・・

京都へ帰って来て、会社へ出てきて、最初にしたことは、いなかった日に上がってきた、目出し(見本裂)チェックです。その中で、これは!というものがありました。春用にと考えていますので、『ゆっくりと急ぐ』くらいのスピード進めています。IMGP1098.JPG『詩情 夢二より』 錦帯の柄を、紗で織ってみました。まだ、織れるか微妙な所ですが、蛍光織シリーズに入れたいと思っています。IMGP1099.JPG暗い所では、このように(ブレてて、すみません)、タンポポの綿毛が光ります。。。蛍の紗にしても、目を閉じるとホワッとした光が、舞っている。そんなイメージが湧く、帯作りは、大好きです。完成した時に、この帯を結んでもらい、夜歩かれている姿、早くみたい。。。今から、想像してしまいます。他にも、若冲など期待作が上がってきていますので、今日は大忙しになりそうです。
posted by ごだいめ at 09:13

2008年09月12日

若冲・雪佳・若冲

若冲→雪佳→若冲と、最近製作に関わったモノの中でも、少し個性的なものを集めて、帯の周りをグルグルと歩きながら、撮っていきました。考え事する時は、こんなことをしているのが、一番です。それを少し、味わってもらおうと思って、写真をアップしましたので、興味を持たれた方は是非見てください。。IMGP1111.JPG伊藤若冲2伊藤若冲3伊藤若冲4伊藤若冲5伊藤若冲6伊藤若冲7伊藤若冲8伊藤若冲9金魚カエルは一度見て頂きましたが、左の鶏は初登場です。伊藤若冲と言えば、鶏という方も多いと思います。遠くからの写真ですので細部はわかりにくいですが、わざわざ目の粗い織物を使って、限界まで織り込みを行っています。そのお陰で、柄に迫力が出ていますので、若冲を好きな方、独特な空気を持つ帯が好きな方には特にお勧めします。紋を作るときに、若冲の鶏をずっと眺めていたので、鶏の図がとても好きになってしまいました…まだ、上がってくると思いますよ。
posted by ごだいめ at 14:23

2008年09月04日

本体のHPも少しずつパワーアップしています。

新作の『伊藤若冲の世界』を発表しました。 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/105057657.htmlその時に、『拘った色目』を中心にできれば機屋の視点で、わざと色を落とし製作した、発表広告でした。出来上がりは非常に満足していたのですが、『伊藤若冲の世界』の帯を実際に見て頂ける機会は、とても少ないので、こんな意見を数件頂きました。『帯の色を全部見たい。』確かに、私たちは帯を毎日、見ようと思えば見ることができます。若冲にしても、本当の色目があっての、今回の発表ですので、となみ織物HP上で、色がすべて入ったモノを見て頂けるように、ページを制作しました。せっかくなので、色が抜けている所から、色が入っていくように見せています(微妙に色が入ります。)。興味の持たれた方、是非ご覧ください。 ⇒こちらからとなみ織物で製作したものを見て頂けるように、少しずつですが、ギャラリーを充実させていきますので、皆さんのご意見もお待ちしています!それでは、午後はモノづくり、して行きたいと思います。(腰を据えていかないと、乗り越えれないものが一つ・・・)
posted by ごだいめ at 11:57

2008年09月03日

昨日今日と、関東から

東京の店長に来てもらって、モノづくりです。大勢で集まって、『モノづくり』というと、普段、あまりしないことなので、様々な意見が出てきます。通常は、一人で職人さんと話をして、毎日モノづくりをしています(特に私の場合は)。その風景をちょっと離れた所から見ながら、こんなのもいいなぁと見ていました。そして、モノづくりの一人製作とみんなで製作、メリットデメリットを考えていました・・・(こんなことを書いていると、暇だったんですか?と言われそうです。)私の場合・・・一人の一番のメリットは、トコトンまで好きなモノが作れる。昔は、『モノづくり??』という頃は、いろんな所から、周りの横やりが入ってきました。今は、出来上がるまで、だれも分からない。そんなモノづくりになっています。最近、作ったカエルの柄(伊藤若冲の世界)は、上がると、いい感じです。(周りの評価は真っ二つですが・・・)デメリットは、一つに集中しすぎて、(ある程度の)目標から修正のないまま、逸れていく。メリットの裏返しなのですが、とことん一柄にはまって、先に進まなくなることもあります。あと、一柄に入り過ぎて、燃え尽きそうになることも・・・(秘錦というシリーズはそうでした。)みんなでモノづくりは、メリットは今日のように様々な角度から、意見が入って、重厚なモノづくりができる。デメリットは・・・下手をすると、どっちつかずのモノになる。なんでも一長一短ですが、今日は全部『長』になったモノづくりができそうです!
posted by ごだいめ at 19:00

2008年08月28日

カエルと同じく、じっと見つめる。

以前もちょこっとだけ、話に登場した帯、 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/103757949.html先ほど、ほぼ形が完成しました。伊藤若冲もう少し配色は触りたいので、まだ今のところ、引いた写真です。とにかく、シンプルな配色です。ベージュ+白+グレー+墨色+それらを混ぜた色。+経糸の上げ方もそれに加わり、配色を作っています。パッと見た目はシンプルですが、『伊藤若冲の世界感』を表現するというのが、テーマですので、こだわっています。また、夏でも結べるようにと、素材・織り方も意識して、変化させているので、帯が何本も並べた中に入ると、目立つ帯になりそうです。発表自体は、まだまだ先にはなると思いますが、このシリーズで数柄が、『案』の段階から進み始めたので、すべて完成するのを楽しみに、モノづくりしていきたいと思います。製作する際、伊藤若冲の絵や画集をじっと、見続けているので、その度に、若冲にハマりつつ、モノづくりの難しさを感じる日が続いています。
posted by ごだいめ at 15:04

2008年08月22日

と、『木田安彦の世界』

『美しいきもの』の『伊藤若冲の世界』に対して、『きものサロン』では、kida120080821174726349.jpgkida220080821174730831.jpgです。作品は、すべて木田先生の監修を受けており、今までのとなみ帯とは、また違った趣を持っています。ある帯は引箔の使い方、その色目が・・・隣の帯は、一色一色の使い方・・・他の帯は、織りで表現する線の迫力さすが・・・と、私も勉強になることが凝縮された帯です。基本的に、となみ織物の本社しか置いてありませんので、なかなか見れないものですが、この帯は、今後木田先生の個展・作品展等で、本社を離れて、日本を一周することもあると思います。そんなスペシャルな帯です。現在のところ、生産数を限定しての受注を受付けていく、予定です。となみ織物HPでも、紹介ページが充実していくと思います。 http://www.kyo-tonami.com/gallery/artists/kida/index.html
posted by ごだいめ at 16:59

2008年08月20日

秋は若冲 美しいきもの

恒例の新作発表です。

今回の『美しいきもの』は、




美しいキモノ 2008年 09月号 [雑誌]


伊藤若冲の世界
です。

ちなみに・・・
今までの伊藤若冲はというと、

 (鸚鵡図、瓢箪図、雄鶏図)

 (月梅図、青桐に砂糖鳥図、葡萄図)


今回は、もう少し趣向を変えています。

帯の実物を見られた方は、気が付かれているかもしれません。

 (櫟に鸚哥、群亀図、果蔬涅槃図、蟹図)

通常の写真撮影をして、後に、

色を減らしています(本当はもう少しカラフルです)。

そのため、全体がグレーっぽくなっています。

これには理由が何点かあります。

一つには、

今回紹介した帯は『伊藤若冲の世界』中でも、製作の際に

時間を相当掛けて、配色しています。

その帯の配色で時間をかけ拘ったところの色を残しています。

私が、この4本の帯を見ている感覚に近いと思います。

二つ目に、

若冲の原画は、素晴らしい繊細さと色目が特徴です。

それを織りで出来る限り表現を試みていますので、若冲の帯は、色柄を通常よりも深く見てもらいたいです。

ただ、残念ながら印刷の場合、色目は出しづらいのが現状です

ですので、4本の帯を大きく配置し色目よりも柄に注目してみて頂けるようにとしています。

他にも、

遊び心がある帯の意匠なので、そのまま載せるのではなく、様々遊んでみたかったというのももちろんありますが・・・。

そして、これらの柄の個性と同じで、もうすでに賛否両論様々なご意見を頂いています。

モノづくりに関わっている以上、ほしいのは皆さんのご意見です。

次回は、

シンプルに帯を紹介したいと思います(多分ですが・・・)。

やはり、製作に関わったものは、様々拘りたくなります。

皆さんのご意見もお待ちしています。

posted by ごだいめ at 17:30

2008年07月31日

トマト尽

伊藤若冲の絵には、様々な野菜をモチーフにしたものがあります。そんな文章を書いている時に、もらった『トマト』です。トマト庭に出来た、トマトということで、形の不揃いさに、圧倒されました。(表現的に変ですが、実感として・・・)自然でいて、とても綺麗な感じを受けます。そして、このトマト最初は、袋に入っていたのですが、写真のように、お皿に盛ってみると、眺めているだけで、嬉しくなるような、そんな図ができました。そんな写真です。今月の日記には、色目が少ないので、7月最後の日に、『トマトの赤』が入って少しバランスがとれた気がして、気持ち的にも、良い終わり方が出来たような気がします。ただし、しばらトマトの生活が続きそうです。
posted by ごだいめ at 10:19

2008年07月28日

すごい雨。。

京都は、晴れ・晴れ・晴れ、と続いたあとに、今日は大雨です。VID00010.AVI↑動画で撮ってみました。西陣に降る雨です。そんな時、考えていたのは(思い出しのは・・・)、今製作中のカエルの帯のことです。また、みんなから、ヒンシュクを・・・というのではないのですが、このカエルの図案、かなりリアルです。『伊藤若冲の世界』ですので、当然は当然なのですが、個人的にはお気に入りの大事な柄です。織りも少し変化していて、色目はほとんど使っていないように見えて、実は使っている、そんなカエルの柄です。(かなりお洒落な柄に上がりそうです。)でも、まだ未発表にしておきます。もう少し、まとまったシリーズができた時は、是非、皆さんに見てもらいます!
posted by ごだいめ at 18:49

2008年06月01日

帯を並べていて

皆さんに見てもらうために、帯を並べます。その時、何を基準に並べるか、お分かりになりますか?普通は、色目が被らないように、柄が似たものが隣同士にならないように、流れのある柄は、長く見せる。短い柄は、短く掛ける。などを、加味して陳列します。でも、ここ新潟では、一部だけ、自分で製作に携わったモノだけ一個所に集めてみました。こんな風に・・・080531_1738~0001.jpg『左から、作楽、夢二、夢二、若冲、若冲、織の旅人、作楽、若冲』そうすると、不思議と一番感じの良い、空間が出来ました。相当、親バカです。(色目に偏りが‥‥)
posted by ごだいめ at 11:42

2008年05月01日

作楽で七宝柄を。

作楽七宝.jpg七宝柄の図案を落札して、じっと眺めていたモノが一柄ありました。通常は、ここに金糸入れて、ボカシはこの程度で、全体的には、こうまとまるかな?というのを想像して製作する。図案を眺めていて、簡単そうに見えるけど、どうして良いかわかない‥‥と久々に見るモノでした。まず、地の部分を考えて、菱の部分、七宝の部分、金糸の入れ方、箔の入れ方、それで、一度構成して、見て、最初から、もう一度というのを繰り返して、やっと一本完成しました。(裏地はもうすぐです)結果として、この柄は、シンプルな七宝柄のように見えて、地の部分に面白さが出ています。地を何段かに分け、色を暈しつつ、細かい銀の色を地に敷き詰めています。実際に、現物を見ても、すぐには気付かない位の細かさです。他にも、上に乗っている柄にはボカシだけで、色目を作っている箇所もあり、中間色で優しい色目も出しています。着物と合わせてみても、パチっとハマりそうな雰囲気です。今までの若冲等と比較すると、少し大人しいようにも見えますが、前を帯に近づけるれば近づけるほど、味のわかる帯になったと思います。と今日は、新作の『作楽』でした。この柄が出来て、今はちょっとホッとしています。
posted by ごだいめ at 10:42

2008年04月09日

若冲の裏との語らい

今日は、釧路で帯の案を練っていました。その時に目に付いた帯が、これ若冲龍.JPG(龍)とこれ若冲クマ1.JPG(熊)とこれ、若冲ネーム2.JPGアップにすると、若冲ネーム.JPGこんな感じです。3本とも、『伊藤若冲の世界』の帯の裏地なのですが、結んでみたら‥‥!と、想像が膨らむ、帯ばかりです。京都にいる時と、同じようなことを考えていても、場所が変わると、湧いてくるモノは変わります。今日は、ここの釧路のお陰で、ちょっと良いモノを頂きました。ありがとうございます<m(__)m>。
posted by ごだいめ at 20:52

2008年04月07日

帯を並べる

まだ雪の残っている、釧路にいます。しばらくは、ここにいますので、この気温と雪に慣れている最中です。
IMGP0142.JPG
それでも、少しずつ春らしくなっています。うちのスタッフが、どんな感じに帯を並べるか、考えている所です。(分り易い悩み方が、面白いです。。)IMGP0232.JPG帯は、織り上がってきた時、置いてみますが、やはり帯は、結ぶもの。結んでいる時のように、帯を立てて見ると、柄が生き生きしてきます。IMGP0237.JPG(未発表入り若冲の世界)こう自分の好きに並べると、その人その人のセンスが、出てくるので、要注意です。ただ単に、柄が偏らない様に、色が集まらない様に、ではなく、柄の長さや、帯柄の相性も含めて並べています。それでも、もちろん並べる人によって、全く異なる陳列になる所が面白いです。今日は、若冲でしたので、明日は‥‥
posted by ごだいめ at 23:01

2008年03月28日

てなが?(+08’11・28)

とうとう、完成です!と言える所まで、きました!!『永遠のテーマ』でも書いていたモノです。 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/88608489.htmlバッグ中身全体.jpg『人気のある帯地を使いました(伊藤若冲の世界;葡萄唐草)。』ここからしばらくは、私が、あれこれ書くよりも女性方達からみた、『このバック』について、少しコメント頂いてきました。メールで来たコメントや、話してこと、手書きでまとめてもらったものです。(バッグには、皆さん強い思い入れがあるようで…)特長は、持ち運ぶものから考えて、外見からは意外なほど、かなりスペースをとっています。それと、バッグの持ち手が通常よりも長いので、その時の楽な持ち方にも、出来ますし、間に風呂敷などのものが挟めます・足袋入れ(足袋入り)・ポーチ大 グレーの烏瓜(ひざ掛け・ハンカチ・小銭入れ)・ポーチ小 黒(コンパクト・ハンドクリーム・グロス)・お懐紙入れ(道具入り)とまだ少し余裕があるので、携帯電話や小さく折りたためる(今流行の?)折り畳み傘など入ります。
詰め込みすぎるのは、よくありませんが。。。
ということです。まだまだ、あるそうなのですが、だんだん通信販売のページになってしまいそうなので、この辺りで止めておきます。まとめると、普段やお茶席などでは、では充分そうですね〜。というところでしょうか?ちなみに、『このバッグ』はまだ、名前は付いていません。さて、今のところ『手長(てなが)』と呼ばれています。そうすると、『仙福屋の手長バッグ(仮称)』。。もう少し、考えてみます(定着しています・・・)。『永遠のテーマ』は、皆さんの意見を聞いて、自分らしさを少し入れつつ、作ってみる、失敗=多く成功=ほんのちょっとという繰り返しで、少しずつ新作が増えてきています。皆さんに使って頂き定番なって、また新しいモノを、加えて・・・、と地道に、頑張ってきます。『仙福屋のトート』 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/85278489.html ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/83009978.html『仙福屋のバッグ』の定番 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/20367621.htmlこう読み返すと、記事には出ていない、『これ失敗したなぁ〜』ということをいっぱい思いだしますね。。結局、このまま『手長』という名前が定着しました。見たままに、『てなが』。横文字でカッコイイのも、という案もありました。ただ、それよりも見たままと、スッと入ってくる響きがいいので、『手長(てなが)』です。今では、『仙福屋online』の定番に・・・見た目は小さいのに、四次元ポケットみたい!とよく言って頂けます。(四次元ポケットみたいと言われるは、日本どこでも一緒ですね。) 懐かしい〜そうそう〜と、自分の記事を振り返るのも、興味深いですね。2008年 11月28日
posted by ごだいめ at 15:02

2008年03月25日

まず、結んでもらいます。 『柄は伊藤若冲です。』

新しい組織(織方)です。080325_1214~0001(2).jpg『柄は伊藤若冲です。』単衣にも結んでもらえるように、ある工夫をしています。(まだ、秘密です。)ちなみに、上の写真にある初めて結ばれた方は、持っている単衣帯の中で、一番結び易い。と嬉しい絶賛を頂きました。紹巴よりは?とお聞きすると、同じぐらい。という答えをもらえましたので、大きな括りになるように期待しています。実は、織った時には触った感じが柔らかすぎかな?、と少々不安はあったのですが、大きな山を越えたようです。今から、シリーズとして、製作していきたいモノを、いち早く載せてみました!
posted by ごだいめ at 18:00

2008年03月24日

若冲?ワクワクと不安の間で上がってきた帯です。

『伊藤若冲の世界』より『うらも、おもて』より
ワクワクしながら、早く上がってきてほしい。もう一方で、ヤバい‥‥帯が上がってくるか。という両方の気持ち持って、待っていた帯です。
トラ1.jpg元は、伊藤若冲をモチーフにしていますが、若冲らしく動物です。さて、なんでしょう?自分でも、元の原画から、紋の打ち合わせの際に、元がわかるような、わからないようなバランスで、作っていたので、出来上がりを見て、少しホッとしています。アップにすると‥‥トラ.jpg尻尾が見えます‥‥。配色を含めて、かなり格好いい帯になっていると、思いますが‥‥毛並みが、遠くから見た時に、流れが出るように工夫しています。分りにくいですが、色目の濃い所と薄い所とで、緩急をつけています。今後も、自分が関わった若冲柄が入ってきますよ〜。お楽しみに!と言っても、自分が一番楽しんでます。
posted by ごだいめ at 18:00

2008年03月13日

本当は、手遅れかもしれませんが… それでも。

基本的に、季節モノと言うのは、かなり前もって用意しなくてはいけません。洋服の業界でも、そうですよね。。雑誌の発表柄もそうです。(ただ今、夏号の真っ最中です)ある帯を見て、何か思い当たりそうな、微妙な感じが漂っていたので、そのある帯をお太鼓にしてみました。そして、写真を撮ってみる。080312_1429~0001.jpgじ〜っと眺めていると、なにか出来そうな感じがします。ちなみに写真の帯は、『伊藤若冲の世界より』単衣と袷に使ってもらえる、かなり使い勝手の良い帯です。久しぶりに、単衣モノ作ってみようと、思っています。時期が時期だけに、周りは、すでにモノ作り(単衣)は終えてるのですが‥‥間に合わなかったら、後の(9月)単衣用で、細々と発表します〜!
posted by ごだいめ at 15:19

2008年02月12日

若冲と言えば…

『鶏!』

もそうなのですが、『象も』です。080208_0918~0001.jpgこれが完成しましたよ!http://senpukuya5.seesaa.net/article/82679869.html好みは、分れますが、お太鼓にするとなかなか面白いです。

 

posted by ごだいめ at 10:47

2008年01月25日

京都の寒い朝…

昨日の夜から、京都にも雪が降り、京都は雪化粧された街になっています。最近は、パラパラとしか降らなかったので、なかなか良いもんです。会社の階段を駆け上がって、写真を撮りました。京都雪4.JPG山の方は、雪が降っていて、大文字山も舟の形も霞んでいます。(寒い…)京都雪5.JPGそして、偶然今日上がってきた帯の中にも、雪が降っています。。若冲雪 tori.jpg(伊藤若冲の世界より)この帯には、少しだけ秘密があるのですが、それはまた、別の機会で…
posted by ごだいめ at 13:00

2008年01月22日

『紋図』について

織物は、経糸(縦)と緯糸(横)の交差でできています。そのためには、帯を作るための設計図が必要で、それを『紋図』(意匠図)と言います。図案を元に製作していき、実際には細かいマス目に、一マス一マスずつ色を入れていきます。紋図3.jpg ↑『伊藤若冲の世界』より日々、私たちはこれを紋屋さんと一緒に製作していきます。同じ図案でも、その人の持つセンスによって、完成となった帯は大きく異なります。この紋図作りながら、頭の中では、『織り上げの姿』を思い浮かべています。例えば・・・『ここには金糸が入って、この部分はボリュームを出して、ぼかして、やわらく・・・』などなどさすがに作り始め何年かは、『なんだこれは・・・??』という、さっぱりのものしか製作できませんが、少しずつ失敗を繰り返しながら、自分の頭の中を、紋図にそのまま映していくことができるようになりました。決して頭の中以上はできませんが・・・。下の写真は、上の方眼紙をアップにした所で、方眼紙の一番細かい目が見えます。これが、糸と糸との交差する『組織点』となります。これを巡って、長い長い時間を費やしています。紋図2.jpg線と地の部分の境目で(ここでは、何も塗っていない所)ボカシなどの細かい所は、筆で点として一つずつ、つぶしていきます。その作業がこれです。紋図象.jpg非常に細かく少しずつ、進めていく作業ですので、モノによっては、膨大な時間と手間がかかります。ちなみに、今発表中の『熊野古道』などは、日・月ではなく『年』単位でをかけています。この写真の紋図は今日は、その打ち合わせと、修正で完成したものです。紋図1.jpg『伊藤若冲より』もちろん、このまま帯の幅で、一面に全部!とは違い、完成品はもう一工夫、二工夫を加えました。見本裂を織らないと、わかりませんが、頭の中ではなかなかイイ出来です。。
posted by ごだいめ at 14:55

2008年01月21日

今日は…

なんと!今日1月21日は、自分の誕生日でした…たまに忘れてしまいますが、今年は、31回目、ちゃんと覚えてます。その日に上がってきた帯は…『伊藤若冲より』蟹柄 でした。カニ.jpg今までとは違った上がりになっていて、地紋にも少し変化を与えたモノですので、今までとは、違った感じを受けるものです。この一本、試行錯誤の連続でしたので、次の誕生日まで、帯と同じく試行錯誤な歳になりそうですね??

 

posted by ごだいめ at 11:29

2007年12月26日

宿題。

となみ織物は、29日からお正月休みに入ります。去年は、エジプト&トルコに行っていましたので、『和』のお正月は、2年ぶりです。スフィンクス見てから、『一年か・・・』と懐かしんでいるところ・・・横から、『仙福屋』の店長が・・・『これをよろしくです!』との声。『1月7日に『仙福屋』正式オープンにあたり、ここで宣伝をしてください』とのことです。どうぞよろしくお願いします。休みの間は、ちょうどまとまった時間が取れそうなので、モノ作り『日記』を読み直しながら、モノづくりをしていきたいと思います。もちろん、1月メルマガはまだまだですし、全然、正月モードにさせてもらえそうにありません。忙しいことは、いいことですよね〜!紋を作りながら、これから書く事を悩みたいと思います。若冲 虎.jpg現在製作しているホヤホヤの紋ですが、何の柄かわかりますか?図案は、紋図にする際に、原画とジッとにらみ合って、出来たものです。周りからの評価は・・・『いつも通りあまり芳しくない』のですが・・・。ただ、帯になると、『良くなると思ってたよ〜』と言われることが多いので、あまり気にしませんが。今回は、どうなるでしょうね??いよいよ、これが今年最後に、製作する帯となりそうです!(発表は、来年の春ぐらいになるかな?)ちなみに、今日はとなみ織物の忘年会でもあります。
posted by ごだいめ at 15:00

2007年12月24日

メリークリスマス!

今日は、クリスマス・イということで、それにちなんだものを探すと…あまりない…と、見回しながら、ありました!伊藤若冲 雪柄 粘質系『クリスマスツリーに雪。』では、なくて、(見えなくもないですか?)『伊藤若冲の世界』より、製作した帯です。(未発表です)もちろん、クリスマスシーズンのみ、結ぶ帯でもありませんよ!この図柄を帯にしよう!と思ったのは、この若冲の『雪』に惚れたからです。機会があれば、本物か画集を見てもらいたいのですが、とにかく、惹きつけられるモノがあります。そのイメージを帯で、上手く表現できているか?よーく見て下さい。サラッとした、スッキリ系の雪ではなく、ネトぉ〜、とした粘着状の雪です。絵を見ている時、この雪にやられてしまいました。変な日本語ですが、雪が生きているように、イキイキと見える。帯製作のテーマとして、かなり注意したところです。自分としての出来は、金糸を使ったり、経糸の上げ下げを工夫したり、普段とは、違う方法を取りましたので、相当不安でしたが、抜群でした!こう書いていて、クリスマス話だったはずなのに…話が、帯になり、反省です<m(__)m>雪の結晶の帯説明にしておけば良かった??

posted by ごだいめ at 19:00

2007年12月09日

『ストン』

ある意味コーディネートの師匠、といってもよい人と、一緒に新潟にいます。会場にいる空き時間を使って、あれやこれやと、帯着物を合わせていきます。もちろん、着たい人の好き好きですが、ピタッと、着物と帯(帯締め・帯揚げ)が、はまる時あります。音で表すと、『ストン』という感じです。その時は、ちょっと嬉しいです。そんなコーディネートを二つ、紹介しておきます。『夢二の着物(桜散らし)+引粉織(菊菱丸紋)』コーディ1.jpg『若冲(砂糖鳥)+おじや麹塵染の着物(三色ボカシ)』コーディ2.jpghttp://senpukuya5.seesaa.net/article/42441345.html⇒この帯です。上は写真なので、世界的な巨匠の絵画を写真で見るように、本物の質感・迫力は、減っていると思いますが、それでも、『ストン』です。
posted by ごだいめ at 17:00

2007年12月06日

渋くて自信のあるお洒落。

若冲 紬.jpg
写真は『Jakuchu』より(未発表)紋作りをして、やっと最近になって、織り上がってきた袋帯です。拘りは、『枯れた感』です。枯れた感が生き生きと?出てくるようにと、単色に見えるところに、色を重ねていきました。目を凝らして、見てくださいね。特に『目』やすべての『先』に、気を入れてます。鳥には、空気?のような当たり前にいる不思議な存在感があります。自分でも完成を見て、満足しています。これは新潟で、この帯を掛けて、にらめっこしながら、『おまえは凄いなあ』と呟きながら、書いています。今年も早くも終わってしまうので、来年は、この『枯れた感』がモノづくりのテーマに、なるかもしれません。
posted by ごだいめ at 22:10

2007年11月27日

モノづくり

ただ今、

『伊藤若冲の世界』に没頭していました。

 

帯作りは、

図案を見て、紋を作って行きます。

元の図があるにしても、イメージを作らないと、

満足のいくモノができません(ハズしてしまいます)。

そこで、出来るだけイメージを作っていくために

世間にあるものすべて、見つかるだけ見ます。

そうすると、頭の中は『それ一色に』なります。

もちろん、

本物を見るのが、一番なのですが、

そうそうは出来ませんので、

昔見た本物をイメージしながら、

http://senpukuya5.seesaa.net/article/22549014.html図案集など見ていきます(若冲は去年ですね)。

古本屋さんも、たまに貴重なモノ(廃版など)を

持ってきてもらったり、

自分の足で見に行くこともあります。

今製作している柄が、相当趣向が変わった調子になっているので、イメージとかけ離れない様に、

図案とにらめっこしています。

伊藤若冲大全

 ↑これを見ていましたが、廃版?  

posted by ごだいめ at 13:06

2007年11月25日

『うらも、おもても、ほそく』

『うらも、おもて』うらも、おもて 紹巴 裏地 表地同時期発表の『熊野古道』よりも、少しだけ説明がいる帯です。まず、『うらも、おもて』というのが、タイトル兼テーマです。この帯の特徴として、織りは紹巴織なのですがとなみ織物の『通常の紹巴』と異なり、裏に渡る糸が少ないということがあります。(場合によっては、全くない)それによって、帯の裏と表、どちらも好きな柄の中から、選択できる。 ⇒裏も、表も区別が無い。=『うらも、おもて』という帯になります。簡単に上のように書きましたが、袋帯の幅は、決まっています。世間によくある普通の帯であれば、少し幅広く織り、その後、広い部分を織りこみます(これが耳になります)。そうすると、帯を結んだ際に、耳の部分が何重にもなり、分厚くなる。この帯シリーズは、柄が込んだり、スッキリしたりと様々な柄がありますが、そのすべてを、ほぼ帯幅に揃えますそして、外かがりをするので、みみがありません!分厚くならないので、前から見た時も、お太鼓もスッキリした着姿が出来上がる。そんな『魔法の帯』です。となみの紹巴織りは、すべてこの『魔法の帯』ですが、今回は、どの柄を持ってきても、ぴっちりと幅が合わせられる!名前は、ひらがなでシンプルですが、そんな究極の職人技が無いと、出来ない『うらも、おもて』という帯シリーズです。柄は、大きい柄から、シンプルなもの、色目も薄地から、濃い地、特徴的な柄から、シンプルな空気のような柄まで、幅広く、作り上げています。今は、『伊藤若冲の世界』『唐長』『神坂雪佳の世界』『正倉院文様』など、多岐にわたったものになりつつあります。結び手も、選ぶのが・結ぶのが楽しい帯だと思いますが、作り手てが、製作していても、楽しい帯シリーズの一つです。余談ですが、最初は、『全部おもて』 『ぜんぶ、おもて』 『えらべる、おび』などなど、色々なフレーズがあったのですが、『うらも、おもて』という誰も主張しなかったものに、決めてしまいました。直観で、惹きつけらるものがありました。。。
posted by ごだいめ at 10:00

2007年11月22日

京都でドタバタ

今日一日中、京都の本社にいました。

本当は、新しい小物を見せてもらいに行ったり、

着物の染め上がりの確認をしたかったのですが、

予定変更で、下の通りになりました。

その一日は、

まず、紋図を見ることから始まりました。

『』内は、紋屋さんとの会話です。

‥‥以降は、核心部分なので、隠させてもらいます。

一番目は、

製作している中で、今一番好きな柄です。

大柄に青い花が‥‥。

『地の部分に、少し修正を入れて、花はそのまま、

ボカシを‥‥‥』

2番目は、

若冲の鳥です。

『ここは、図案と比べてもう少し強調してもらって‥‥、

幹の流れを付けるので‥‥』

3番目は、

紹巴の柄で、となみらしくない、新手です。

歌が歌いたくなる柄ですよ〜。

『色を抑えたいので、ここはここと同じ色で、

ぼかして‥‥』

4番目は、

またまた若冲。これは、若冲らしい大胆なものです。

『このままで、行けそうですね。あとは、箔を‥‥』

5番目は、

新しい組織の見本が上がってきて、

それの確認‥‥

『う〜ん、柄になっていない‥、次はこんな感じで、

やって素材は、こっちで‥‥』

最後6番目は、

不思議な柄です。

作っていて、ホンワカする柄ですので、

早く帯として上がってきてほしい、と思っています。

『お腹の柄は、ここでは変なので、こっちかなぁ、

でも変やし、ここをこうして、??????、こっちか』

と、しているうちに、紋屋さん2軒目

一つ目は、夢二の柄。可愛い感じです。

『かなり若冲の目から、変えるのが難しいので‥‥』

先に、2つ目の夢二の渋め柄へ。

期待の柄です(お洒落に最適!)。

『金がキツイので、もう少し叩いてもらって‥‥』

そして、三つ目の柄

古典的な柄ですが、ボカシが上品な柄。

『ここの上げ方は、今までと同じで面白くないので、

もっと薄くぼかしながら、叩くことはできそうですか?』

最後に、一番目に戻って、再び夢二。

『出来れば、箔はこの柄には通したくないので、

ここで、分けて、配色しにくいので‥‥』

と、そんなこんなしている頃には、機場さんが来られて、

配色の確認。

『え〜っと、ここは‥‥』

と続きます(まだ、午前中です)。

と、今日は写真なしで、まだ未公開どころか、

製作中帯の中継みたいことをしました。

少しでも、上のような新作を見たい!と思ってもらえたら、

嬉しいです。

明日は、会社は休みです。

ですので、会社でゆっくりと

専務業ができそうなので、楽しみです。

今日もお疲れさまでした!

posted by ごだいめ at 18:53

2007年11月01日

デビュー!!

若冲襦袢.jpg着たいなぁと、着たいの我慢しつつ、ワクワクしたまま、いよいよデビューします。(以前も書きましたよね!?)『若冲の襦袢』やっぱり、新しいものはドキドキします。今は、東京にいますが、明日は急きょ変更で、茨城に行きますので、襦袢は茨城デビューです。。。そして、明日は東京にまた戻ってきます!!久し振りに来ると、都会ですね〜。
posted by ごだいめ at 23:35

2007年09月13日

実感のこもった話。

先日、図案屋さん(西陣でも物凄く巧く、センスが溢れている方です)と話をしていました。最初は雑談で、その後本題の新作イメージを伝える話になり、その後のホッコリしている時に出た話です。 図→『こないだの若冲見ましたよ〜(サロンの掲載のこと)』 自分:『(プロから)見てどうですか?』 図→『めちゃくちゃ綺麗に上がってますね〜。久しぶりに、鳥肌立ちましたよ〜』 自分:『若冲、一度書かはります?』 図→『う〜ん、ほんまに若冲うまいしなぁ…』 自分:『…』と、若冲の凄さを間接的にも、さらに実感できた一瞬でした。

posted by ごだいめ at 09:12

2007年06月28日

裏地へのこだわり。

最近の個人的なテーマは、『裏地へのこだわり』です。(表は当然ながら…)ふとした会話に、『…の裏地が…』と聞くと、和の関係以外にも、反応してしまうぐらいです。(残念ながら?そんなには出てこないのですが…)今、若冲シリーズを手掛けていることが多いので、かなり個性的なものを…製作しています。いつもながらに思うのですが、本当に本物の作家が持つ力というのは、凄まじく『若冲』という題材のお陰で、かなり面白いものが上がってきます。なかなか裏地だけ発表というのは、難しくなかなか実物を見ない限り、気にも止められないことが多いのですが、これからは、是非となみの裏地を気に掛けてください。表とは、違った世界があるかも?ですよ。。
posted by ごだいめ at 09:14

2007年06月19日

なぜか?なつかしい、

週末は、東京で3日間ほど行っていました。. ↑ うちの店(東京)の上から撮影本当に多くの方の意見を頂きました。ありがとうございます!(下にもあるモノづくりに生きています。。)他には、単衣・夏着物ばかり見ていたので、目は完全に『夏』です。京都からは、そんなに長い間は離れてはいなかったのですが、今回は京都駅の八条口を降りて、景色を見ていると、なんとなく懐かしい気持ちになっていました。その延長のまま、今日はモノづくりに浸れそうな一日です。これも何となく懐かしいで気持ちです(なんででしょうね?)。先週はバリバリと、紋を作っていたのですが…??そんな新鮮な気持ちで作ったものは、秋公開(予定)です。若冲です。
posted by ごだいめ at 09:48

2007年05月21日

伊藤若沖見てもらえましたか?

 

伊藤若冲.jpg
 

本当は秋に載せよう!

としていたものを前倒しで、

発表しましたが、いかがでしょうか?

白に浮かぶ黒地の帯

黒地に浮かぶ月

を対象的に並べてみました。

三本の帯を並べて、

『今回はどうしようか?』

なんとなしに眺めていると、

突然浮かんだ構成です。

今後、

長ーく続いていくシリーズと

なっていきますので

楽しみにしていてください。

他にも、

P91.jpg

↑気づいてもらえました?

  (詳しくは、また書きたいと思います。)

ちなみに、今は盛岡にいます

posted by ごだいめ at 15:46

2007年04月12日

着物を作る その1 土台作り

 今 製作にかかり始めた着物です。  となみ織物では、ご存知の方も多いとは思いますが、 

縮緬、お召から、紬(大島やおじや等々)、多種類の着物を扱っています。

 

今は、今まで通りのモノ作りに、プラスして、進めているモノがあります。

 

 それは、シンプルな小紋。

 

 今までの無地感覚着物と同じコンセプトで、

  

『シンプルでシックで着易く、飽きのこないもの』  

 唐長反物.jpg ↑ まだ、こんなイメージが頭の中にあるだけですが…。 

 

現在は、ざっとした柄は決まりましたので、後はその柄の置き方と、色目、です。

 

他にも生地選定等、大事なものも残っていますので、

 

少しずつ詰めていきたいと思っています。

 

秋のはじめから少しずつ皆さんへ紹介できた時は、 

順調にものづくりができたな〜。思ってやって下さい。

 

 若冲の帯も徐々にしか進んでませんが、ぼちぼちがんばっていきます!      
posted by ごだいめ at 10:40

2007年03月05日

新作、まず第一報!

今年の大きなシリーズ

『伊藤若冲の世界』

やっと、発表できました。

(雑誌へは、秋予定です!!)  

  

パンフレットから ↓ 

若冲表紙.jpg

とは言っても、若冲とは?

こんな経歴を持っておられます(大部分、省略)。

716年 京都の高倉錦小路、       青物問屋『枡屋』の長男として生まれる

1738年 四代目の当主に

1755年 40歳で、家督を弟へ譲る

      ↓ 以降、画業に専念

1800年 85歳 没する

   

若冲裏.jpg

今現在、10柄ほどですが、一本一本製作していきますので、

続報をお楽しみにしてください!!

  
posted by ごだいめ at 17:08

2006年08月19日

浅草⇒上野

久しぶりの東京に出てきました。朝一の新幹線に乗って、最終電車近くで帰って来ました。一応、浅草が目的だったのですが(もちろん、仕事ですよ〜)、せっかく、出てきたということで、上野にある西郷さん.jpg東京国立博物館の東京国立博物館.jpg若冲と江戸の絵画展』若冲1.jpgへ行ってきました。若冲は、もちろんのこと、円山応挙等は知っていましたが、収集家のプライス氏の好みがズラッと並んだのは圧巻でした。時間的には、普通に見ても2時間以上掛かりましたし、物凄い人ごみですけれども、是非おススメです!それにしても、本物以上に細かい『鶏』は引き込まれます。。そんなことで、有意義な東京でした。(夏の白い着物で動いていたので、色々な人の視線を感じていました。)P.S 浅草は、とても有意義でした(内容は割愛します…)。一松.jpg
posted by ごだいめ at 18:49